お掃除機能付きエアコンのクリーニングは必要?料金相場・断られる理由まで解説

【この記事の結論】お掃除機能付きエアコンでも、クリーニングは必要です。自動お掃除機能が掃除してくれるのはフィルターのホコリだけで、カビとニオイの発生源である熱交換器・送風ファン・ドレンパンには一切触れないためです。むしろお掃除ユニットの分だけ構造が複雑になり、料金は通常タイプより高く(15社の相場は平均21,764円)、業者に断られるケースもあります。この記事では、料金相場・断られる理由・自分でできる掃除の範囲・依頼のタイミングを、現場40年の経験をもとに解説します。

「お掃除機能付きだから、クリーニングは頼まなくていいですよね?」——これは、お客様から最も多くいただく質問のひとつです。

結論から言うと、その認識のままでいると、通常のエアコンより汚れた状態で使い続けることになりかねません。お掃除機能付きエアコンは「掃除の手間が減るエアコン」であって、「掃除がいらないエアコン」ではないからです。

この記事では、お掃除機能が実際にどこまでやってくれるのか、なぜクリーニング料金が高くなるのか、そして「お掃除機能付きは対応できません」と断られてしまう理由まで、包み隠さず解説します。

目次
  1. お掃除機能付きエアコンは「クリーニング不要」ではない
  2. 自分のエアコンがお掃除機能付きかどうかの見分け方
  3. お掃除機能付きエアコンを掃除しないまま使い続けるとどうなる?
  4. お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金相場
  5. お掃除機能付きエアコンのクリーニングを断られるのはなぜ?
  6. お掃除機能付きエアコンを自分で掃除できる範囲
  7. クリーニングの頻度と、依頼するタイミング
  8. お掃除機能付きエアコンのクリーニング作業の流れ
  9. ハートクリーニングの料金(お掃除機能付き対応)
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ|お掃除機能は「フィルター係」、内部はプロの領域

お掃除機能付きエアコンは「クリーニング不要」ではない

自動お掃除機能がやってくれるのは「フィルターのホコリ取り」だけ

前面パネルを開けた壁掛けエアコンの内部を清掃するハートクリーニングのスタッフ

フィルター自動お掃除機能の仕組みは、メーカーや機種が違っても基本は同じです。運転を止めたあとにブラシがフィルターの上を往復してホコリを掻き取り、それをダストボックスに溜めるか、屋外へ排出する——ただそれだけです。

つまりこの機能は、本来なら人間が2週間に1回フィルターを外して掃除機をかける作業を、自動で肩代わりしてくれているに過ぎません。便利な機能であることは間違いありませんが、掃除している範囲は「フィルター1枚の表面」で止まっています。

カビとニオイの発生源は、お掃除機能が触れない場所にある

エアコンのイヤなニオイや、吹き出し口から飛んでくる黒い点々の正体はカビです。そしてそのカビが繁殖しているのは、次の3か所です。

  • 熱交換器(アルミフィン)……冷房時に結露して常に濡れている。ホコリと湿気でカビの温床になる
  • 送風ファン(シロッコファン)……風を送り出す筒状の部品。羽根の一枚一枚にカビとホコリが層になって付着する
  • ドレンパン……結露水を受ける皿。水が溜まるため雑菌が繁殖しやすい

自動お掃除機能は、この3か所のどれにも一切触れません。フィルターを通り抜けた微細なホコリは必ず奥へ入り込みますから、フィルターが常にキレイでも、内部の汚れは年々着実に蓄積していきます。

「内部クリーン」「カビガード」といった機能を搭載した機種もありますが、これらは運転後に送風して内部を乾かす=カビを予防する機能であって、すでに発生したカビを除去する機能ではありません。送風ファンの汚れが進むと風量低下や異音の原因にもなります。

むしろ「汚れポイント」が増えるという逆説

見落とされがちですが、お掃除機能付きエアコンには通常タイプには存在しない汚れポイントがあります。

  • ダストボックス……掻き取ったホコリを溜める箱。定期的に自分で捨てないと満杯になり、お掃除機能そのものが働かなくなります
  • お掃除ブラシ……ブラシ自体にホコリが絡みつき、掻き取り性能が落ちていきます
  • ホコリ排出ダクト(屋外排出タイプの場合)……ダクト内でホコリが詰まり、排出できなくなることがあります

「お掃除機能付きだから何もしなくていい」と数年放置された機種は、ダストボックスが満杯のまま、内部にはカビ——という状態になっているケースが少なくありません。

自分のエアコンがお掃除機能付きかどうかの見分け方

「そもそも、うちのエアコンはお掃除機能付きなの?」という方も多くいらっしゃいます。見分け方は3つあります。

方法1:前面パネルを開けて中を見る

いちばん確実な方法です。前面パネルを開けたとき、フィルターの上部または手前に、白い横長のボックス状のユニットが付いていればお掃除機能付きです。この中にブラシとモーターが入っています。ダストボックス式の機種なら、端に取り外せる小さな箱(ダストボックス)が見えるはずです。

通常タイプのエアコンは、パネルを開けるとフィルターがすぐに現れ、それ以外の機構は見えません。

方法2:本体表面の表示・リモコンのボタンを確認する

室内機の前面に「フィルター自動おそうじ」「自動お掃除」「フィルターおそうじ」といった表示があれば該当します。リモコンに「フィルター掃除」「おそうじ」ボタンがある場合も同様です。

方法3:型番から調べる

室内機の右下側面、または前面パネルを開けた内側に、メーカー名・型番・製造年が書かれたシールが貼られています。この型番をメーカー公式サイトや取扱説明書で調べれば、搭載機能が確実に分かります。

この型番と製造年は、業者に見積りを依頼するときにも必ず聞かれる情報です。スマホでシールを1枚撮影しておくと、電話でもフォームでもそのまま伝えられて便利です。

ダストボックス式と屋外排出式の違い

お掃除機能付きエアコンは、掻き取ったホコリの処理方法で2種類に分かれます。

タイプ仕組みお手入れ
ダストボックス式掻き取ったホコリを本体内の箱に溜める半年〜1年に1回、自分で中身を捨てる必要がある
屋外排出式ダクトを通じてホコリを屋外へ排出する日常の手入れは不要だが、ダクト詰まりが起きることがある

どちらのタイプであっても、熱交換器と送風ファンには手が届かないという点は共通です。「屋外排出式だからホコリが溜まらない=キレイ」ということにはなりません。

お掃除機能付きエアコンを掃除しないまま使い続けるとどうなる?

「お掃除機能付きだから大丈夫」と思って5年、10年と放置された機種を、私たちは数多く見てきました。実際に起きるのは次のようなことです。

① カビの胞子を部屋中に撒き散らすことになる

内部で繁殖したカビは、運転するたびに風に乗って室内に放出されます。エアコンをつけると咳が出る、喉がイガイガする、においで頭が痛くなる——こうした症状の原因が、エアコン内部のカビであるケースは珍しくありません。小さなお子さんやアレルギー体質の方がいるご家庭では特に注意が必要です。

② 電気代が上がる

熱交換器のアルミフィンがホコリで目詰まりすると、空気が通りにくくなり熱交換の効率が落ちます。同じ温度に冷やすためにより多くの電力が必要になり、電気代に跳ね返ります。「以前より冷えが悪い気がする」という感覚は、多くの場合この目詰まりが原因です。

③ 水漏れ・異音・故障につながる

ドレンパンに溜まった汚れがドレンホースを塞ぐと、結露水の行き場がなくなって室内機から水が垂れてきます。また、送風ファンに汚れが偏って付着すると回転バランスが崩れ、ガタガタという異音の原因になります。放置期間が長いほど、修理や買い替えという大きな出費に近づいていきます。

④ お掃除機能そのものが壊れる

ダストボックスが満杯のまま、あるいはブラシにホコリが絡んだまま運転を続けると、お掃除ユニットのモーターに負荷がかかります。「お掃除機能を守るために掃除が必要」という、少し皮肉な状況が実際に起きています。

お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金相場

当社が主要17社の公式サイト価格を独自に集計したところ、お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金は次のような分布でした(2026年7月確認・すべて税込)。

価格帯目安
最安値ゾーン13,000〜17,000円(マッチング型サービス)
ハートクリーニング17,380円
中価格帯18,000〜21,000円(家電量販店・大手FC系)
高価格帯22,000〜26,400円(インフラ系・老舗大手)
15社の平均21,764円

通常の壁掛けエアコンの相場が13,000円前後であるのに対し、お掃除機能付きはおおむね6,000〜9,000円ほど高く設定されているのが実態です。業者ごとの具体的な金額はエアコンクリーニング料金相場を17社独自集計した記事に一覧でまとめています。

なぜ通常タイプより6,000円以上高いのか

「フィルターを自分で掃除してくれる分、むしろ楽なのでは?」と思われがちですが、作業する側から見るとまったく逆です。理由は3つあります。

① 分解する部品が単純に増える
通常の壁掛けエアコンは、前面パネル・フィルター・ルーバー・外装カバーを外せば熱交換器と送風ファンにアクセスできます。お掃除機能付きは、その手前にお掃除ユニット(ブラシ・モーター・ダストボックス・ダクト)が丸ごと1段乗っているため、これを先に取り外さなければ洗浄に入れません。

② 配線・センサー類の取り回しが複雑
お掃除ユニットはモーターで駆動しますから、当然そこに配線とコネクタがあります。水がかかってはいけない箇所が通常機より多く、養生にも手間と神経を使います。

③ 作業時間が1.5〜2倍になる
通常タイプが1〜1.5時間で終わるのに対し、お掃除機能付きは1.5〜2時間、複雑な機種では2〜3時間かかります。この工数差がそのまま料金差です。

逆に言えば、相場より極端に安い「お掃除機能付き対応」には注意が必要です。お掃除ユニットを外さずに、外から洗剤をかけて流すだけの簡易作業になっている可能性があります。

お掃除機能付きエアコンのクリーニングを断られるのはなぜ?

養生を施した壁掛けエアコンのフィルターまわりを作業するスタッフ

「お掃除機能付きは対応していません」「その機種は受けられません」と断られた経験のある方は少なくありません。これは業者側の怠慢ではなく、明確な理由があります。

理由1:機種ごとに構造がまったく違い、経験値が要る

お掃除機能付きエアコンは、メーカーどころか同じメーカーでもシリーズ・年式ごとに分解手順が異なります。手順を知らないまま無理に外すと、爪を折る・配線を切る・組み戻せなくなるといった事故につながります。作業経験のない業者が「うちでは受けられない」と判断するのは、むしろ誠実な対応です。

理由2:特に難易度が高いとされる機種がある

業界で「難易度が高い」とされる代表格が、シャープのお掃除機能付きモデル、富士通ゼネラル ノクリアXシリーズ、三菱電機 霧ヶ峰 FZシリーズなどです。当店でもこれらの機種は通常のお掃除機能付き(17,380円)とは別価格帯として扱っています。

理由3:製造から年数が経ちすぎている

樹脂部品は経年で脆くなります。製造から10年以上経過した機種は、分解時に爪が割れるリスクが高くなるため、保証対象外としている業者がほとんどです(当店も同様の扱いです)。故障リスクを説明せずに受ける業者のほうが、むしろ心配だとお考えください。

断られないために、依頼前に確認しておく3つのこと

  1. メーカー名・型番を控えておく……室内機の右下や前面パネルの内側にシールで貼られています。これが分かれば、電話1本で対応可否と正確な金額が確認できます
  2. お掃除機能付きかどうかを正しく判別する……前述の見分け方のとおり、前面パネルを開けて白い横長のブラシユニットやダストボックスがあればお掃除機能付きです。通常タイプだと思って依頼し、当日になって「お掃除機能付きでした」と金額が変わるのがいちばん困るパターンです
  3. 製造年を確認する……型番シールに製造年が記載されています。10年以上経過している場合は、その旨を伝えたうえで見積りを取りましょう

当店では、お掃除機能付きエアコンを含む全機種に対応しています(一部特殊機種を除く)。型番が分からない場合も、お電話で室内機の見た目をお伝えいただければ判別できますのでご安心ください。

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お掃除機能付きエアコンを自分で掃除できる範囲

「業者に頼む前に、自分でできることはやっておきたい」という方のために、やってよい範囲とやってはいけない範囲を整理します。

箇所自分で補足
ダストボックスのホコリ捨て半年〜1年に1回が目安。取扱説明書の手順どおりに
外装パネル・吹き出し口の拭き取り固く絞った布で。洗剤は使わない
フィルターの水洗い外せる機種のみ。完全に乾かしてから戻す
ルーバー(風向き板)見える範囲の拭き取りまで。無理に外さない
お掃除ユニットの取り外し×配線・センサーがあり破損リスクが高い
熱交換器・送風ファンの洗浄×分解と養生、専用機材が必要

市販の「エアコン洗浄スプレー」を使ってはいけない理由

お掃除機能付きエアコンでは、市販の洗浄スプレーの使用は特に避けるべきです。理由は、お掃除ユニットのモーターや基板が熱交換器のすぐ手前にあり、スプレーの薬剤が電装部にかかりやすい構造だからです。

加えて、スプレーはすすぎができません。フィンの奥に残った洗浄成分がホコリを吸着し、かえってカビの栄養源になったり、ドレンホースの詰まり(=水漏れ)を招いたりします。詳しくはエアコンの内部洗浄は自分でできる?で解説しています。自分でできる範囲の掃除のやり方はエアコン掃除を自分で簡単に行う方法をご覧ください。

クリーニングの頻度と、依頼するタイミング

お掃除機能付きエアコンのクリーニング頻度は、2〜3年に1回が目安です。フィルターが常に清潔に保たれる分、通常タイプ(1〜2年に1回)より少し長めのサイクルで問題ありません。

ただし、次のいずれかに当てはまる場合は年1回をおすすめします。

  • リビングなど1日中エアコンを使う部屋
  • ペットを飼っている、喫煙者がいる
  • キッチンに近く、油煙が回り込む位置にある
  • 幹線道路沿いなど外気の汚れが入りやすい立地

また、頻度に関係なく「つけ始めにカビ臭い」「吹き出し口に黒い点が見える」「風量が落ちた」のいずれかが出ていれば、それは内部の汚れが限界に近いサインです。時期を待たずにご相談ください。

依頼するタイミングとしては、繁忙期(6〜8月)を避けた春(4〜5月)と秋(9〜10月)が狙い目です。予約が取りやすく、シーズン前に仕上げておけば快適に使い始められます。詳しくはエアコンクリーニングに最適な時期で解説しています。

お掃除機能付きエアコンのクリーニング作業の流れ

外装を分解し内部の汚れが露出した壁掛けエアコンの熱交換器

実際の作業は、次の流れで進みます。お掃除機能付きの場合、②のお掃除ユニット取り外しが加わるのが通常タイプとの最大の違いです。

  1. 動作確認・見積り……型番を確認し、現状の動作と汚れ具合をチェックします
  2. 分解+お掃除ユニットの取り外し……前面パネル、フィルター、お掃除ユニット、ルーバー、外装カバーの順に取り外します
  3. 養生……電装部・モーター・配線をビニールで覆い、本体下に汚水を受ける洗浄シートを設置します
  4. 高圧洗浄……専用洗剤を熱交換器と送風ファンに塗布し、汚れを浮かせてから高圧水で一気に流します
  5. 部品の手洗い……取り外したフィルター・パネル・ダストボックスを1点ずつ洗浄します
  6. 拭き上げ・乾燥・組立……水分を完全に除去してから組み戻します
  7. 防臭防カビコーティング……仕上げに内部へ塗布します
  8. 試運転・最終確認……冷風・温風、異音、水漏れ、そしてお掃除機能が正常に作動するかまでお客様と一緒に確認します

洗浄後のエアコン熱交換器を拭き上げるハートクリーニングのスタッフ

1台あたりの作業時間は1.5〜2時間(難易度の高い機種は2〜3時間)です。各工程を写真つきで見たい方は、エアコンクリーニングの作業工程を写真で全公開した記事をご覧ください。

ハートクリーニングの料金(お掃除機能付き対応)

当店のエアコンクリーニングの料金は次のとおりです(すべて税込)。

タイプ料金作業時間
壁掛けエアコン(お掃除機能なし)10,780円
2台目以降 9,680円
1〜1.5時間
お掃除機能付きエアコン
(一部機種を除く)
17,380円1.5〜2時間
シャープ機能付・富士通ノクリアXシリーズ・三菱FZシリーズ など21,780円2〜3時間
【オプション】室外機清掃5,280円
通常6,280円
【オプション】防臭防カビコーティング0円
今だけキャンペーン中

※お掃除機能付きエアコンは事前にお見積もりが必要です。
※製造から10年以上経過している機種は保証対象外となります。
※駐車スペースがない場合は駐車料金を別途ご負担いただきます。

お掃除機能付き15社の平均が21,764円ですので、当店の17,380円は平均より約20%低い水準です。加えて、他社ではオプション扱いになることの多い防臭防カビコーティングを無料の標準サービスとしています。

ハートクリーニング(株式会社DIC)は自社スタッフによる直接施工のため、加盟店へのロイヤルティなどの中間コストが乗りません。これが、全機種対応でありながら相場を下回る価格を実現できている理由です。

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よくある質問(FAQ)

Q. お掃除機能付きエアコンでもクリーニングは必要ですか?

必要です。自動お掃除機能が掃除するのはフィルターのホコリだけで、カビやニオイの発生源である熱交換器(アルミフィン)・送風ファン・ドレンパンには一切触れません。フィルターを通り抜けた微細なホコリは内部に蓄積し続けるため、2〜3年に1回を目安にプロによる分解洗浄をおすすめします。「内部クリーン」「カビガード」機能は内部を乾かしてカビを予防する機能であり、すでに発生したカビを除去するものではありません。

Q. お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金の相場はいくらですか?

主要15社の公式サイト価格を集計したところ、平均は21,764円(税込)でした。価格帯はマッチング型サービスの13,000円台から、老舗大手の26,400円までと幅があります。通常の壁掛けエアコンより6,000〜9,000円ほど高いのが一般的で、これはお掃除ユニットの取り外しが加わり作業時間が1.5〜2倍になるためです。ハートクリーニングは17,380円(税込)で承っています。

Q. お掃除機能付きエアコンのクリーニングを断られることがあるのはなぜですか?

機種ごとに分解手順がまったく異なり、経験のない業者が無理に外すと配線の断線や樹脂部品の破損につながるためです。特にシャープのお掃除機能付きモデル、富士通ゼネラル ノクリアXシリーズ、三菱電機 霧ヶ峰 FZシリーズなどは難易度が高い機種とされています。また、製造から10年以上経過した機種は樹脂が脆くなっているため保証対象外としている業者がほとんどです。依頼前にメーカー名・型番・製造年を控えておくと、対応可否と正確な金額をすぐに確認できます。

Q. お掃除機能付きエアコンを自分で分解して掃除してもいいですか?

おすすめしません。お掃除ユニットにはモーターと配線、センサーが組み込まれており、取り外しには機種ごとの手順の知識が必要です。破損させるとメーカー保証の対象外になる可能性もあります。ご自身で行ってよいのは、ダストボックスのホコリ捨て、外装パネルと吹き出し口の拭き取り、外せる機種のフィルター水洗いまでです。市販のエアコン洗浄スプレーも、薬剤が電装部にかかりやすく、すすげずに残った成分がカビの栄養源や水漏れの原因になるため使用は避けてください。

まとめ|お掃除機能は「フィルター係」、内部はプロの領域

この記事の要点をもう一度整理します。

  • お掃除機能が担当するのはフィルターだけ。熱交換器・送風ファン・ドレンパンには触れないため、クリーニングは必要
  • ダストボックスや排出ダクトという通常機にはない汚れポイントが増える
  • 放置するとカビの拡散・電気代の上昇・水漏れや異音、さらにはお掃除機能自体の故障につながる
  • 料金相場は15社平均21,764円。構造が複雑な分、通常タイプより6,000〜9,000円高い
  • 断られるのは機種ごとの構造差と経年劣化が理由。型番と製造年を控えてから相談するとスムーズ
  • 自分でやってよいのはダストボックスの中身と外装の拭き取りまで。分解と洗浄スプレーはNG

ハートクリーニングでは、お掃除機能付きエアコンを含む全機種に対応し、17,380円(税込)・防臭防カビコーティング無料で承っています。「うちの機種は対応してもらえる?」というご確認だけでも構いません。お気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

長田 武(おさだ たけし)

株式会社DIC 清掃事業部 部長

ハウスクリーニング・エアコンクリーニング業界で40年近く現場管理・施工に従事。関東地区のエリアマネージャーを兼務しながらマーケティングも担当している。業務用の埋め込み型エアコンから最新のお掃除機能付きエアコンまで、あらゆる機種の作業に対応可能。長年の現場経験を活かし、執筆活動にも積極的に取り組んでいる。

運営会社の株式会社DIC(ハートクリーニング)は、東京都神奈川県千葉県埼玉県エリアで自社スタッフによる直接施工にも対応しています。