エアコンの気になる電気代、冷房とドライではどちらが安い?

部屋の湿度を下げるエアコンのドライ機能。梅雨のジメジメした時期や初夏などに活躍しますよね。

エアコンの電気代を節約するために、冷房ではなくドライを使う人も多いのではないでしょうか。節約のつもりでドライを積極的に使っていたけれど、実はドライの方が電気代が高くなるケースもあるのです。

ここでは、ドライと冷房どちらの電気代が安いのか、ドライの種類や仕組み、具体的な金額比較をしながら解説していきます。

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冷房とドライではどちらが安いのか?

電気代

ここまでの説明では、ドライの2種類の中では再熱除湿の方が弱冷房除湿より電気代が高いこと冷房の方が弱冷房除湿よりも電気代が高いことを説明しました。

再熱除湿と冷房では、再熱除湿の方が電気代が高いです。なぜなら、空気を冷やすよりも温める方がエネルギーが必要となるためです。

つまりドライと冷房どちらが安いかは、以下の通りです。

弱冷房除湿<冷房<再熱除湿

では、実際にかかる電気代を比較してみましょう。

具体的な電気代を比較

東京電力によると、24度設定で1時間稼働させた場合、それぞれの料金は以下のようになっています。

室温24℃設定

冷房

11.0円(1時間)

弱冷房除湿

4.1円(1時間)

再熱除湿

14.9円(1時間)

具体的な金額を見ると、弱冷房除湿は冷房の約3分の1なのが分かります。。

そのため、冷房の代わりに弱冷房除湿のドライを使うことは、大きな節電効果があるといえるでしょう。

また、部屋を涼しくしたい場合、1度設定温度を高くするだけで13%の電力を削減できるのです。

本格的な暑さに入る前までは、弱冷房除湿で設定温度をいつもより1度上げると、かなり電気代を抑えることができるでしょう。

エアコンの「ドライ」には2通りある

エアコンドライ

実は、冷房とドライどちらの方が電気代が安いかは、ドライの種類によるのです。

ドライには以下の2種類があり、仕組みが異なります。

  • 弱冷房除湿
  • 再熱除湿

どちらのドライを使っているかによって電気代も異なるため、まずは2つの違いを理解しておきましょう。

弱冷房除湿

基本的にドライは部屋の湿った空気を冷やすことで水滴を集め、乾いた空気を送り出します。

「弱冷房除湿」は、この乾いた冷たい空気をそのまま送り出す機能です。

冷気のまま送るため、室温は少し下がるのが特徴です。

室温をさげつつ、湿度も下げる

室温が下がるといえど、冷房ほどの威力はなく、少しずつ室温が下がっていきます。

除湿をしながら室温も下がるため、梅雨のジメジメしていて、かつ蒸し暑い時期には重宝する機能でしょう。

再熱除湿

もう一つのドライである「再熱除湿」も、部屋の湿った空気を冷やすことで水滴を集め、乾いた空気を作るところまでは同じです。

しかし再熱除湿は、この乾いた冷気を、温めてから送ります。そのため、室温が下がることなく、湿った空気だけを取り除くことができます。

室温を下げることなく、湿度だけを下げる機能

梅雨時だけでなく、雨が多い寒い時期や部屋干ししたい時にも活用できるでしょう。

冷えた空気を温める必要があるため、弱冷房除湿よりもエネルギーが必要となり、電気代も高いです。

冷房の特徴

エアコンドライ運転

では、冷房とドライはどのように違うのでしょうか。

部屋の空気を冷やして送り出すという点では弱冷房除湿と冷房は共通しています。

しかし、ドライは基本的に部屋の湿度を下げることを優先としているのに対し、冷房は部屋の温度を下げることを優先にした機能です。そのため、冷房は部屋を冷やし続け、、弱冷房除湿は一時的に冷やしているだけで部屋を冷やし続けることはしません。

そのため弱冷房除湿と冷房では、冷房の方が空気を冷やし続けるため電気代が高くなります。

冷房と冷房除湿の違い

冷房と冷房除湿の違い

ひと口に除湿と言っても運転の仕方はさまざまです。
ここでは、特に夏によく使われる「冷房除湿」について、「冷房」との違いを詳しく説明していきます。

室内の「温度」を下げることを最優先とした機能
室内の「湿度」を下げることを最優先とした機能

前述の通り「冷房」は部屋の空気の温度を下げるための機能で、暑い空気を部屋の外に追い出して涼しくしてくれ、「冷房除湿」部屋の空気の湿度を下げるための機能で、空気中にある水分を追い出して、空気をさらさらにすることで快適にしてくれます。

「冷房」は気温の高いときに使い、「冷房除湿」は梅雨時期のじめじめとしたときに使うなど、温度や気温で使い分けましょう。

また、冷房のヒヤッとした風が苦手な方や、乳幼児や年配の方がいる家庭では、除湿の方が体に負担をかけません。

快適な空間にするために、それぞれの良さを知って、使い分けることを心掛けましょう。

洗濯物を部屋干しした際の注意点と湿気対策

洗濯物を部屋干した際の注意点と湿気対策

洗濯物を室内で干すと、部屋干し臭やジメジメした湿気が気になるもの。

湿度が高い環境は不快なだけでなく、カビやダニが発生するリスクも高まります。

できれば毎回外で干したいところですが、雨が続く日や共働きをしている家庭では、仕方なく部屋干しをしている人も多いのではないでしょうか??

そこで今回は、室内干しのイヤなニオイや湿気を防ぐコツについてご紹介します。

お風呂の残り湯を使うのはNG!!

部屋干し臭を防ぐには、「洗う」方法から見直しましょう。

ポイントは、衣類にニオイの元になる雑菌を残さないこと。
お風呂の残り湯には、さまざまな菌が混ざっています。
洗濯物に付着するとニオイの元になる恐れも。

特に、最近の速乾性が高い服は繊維が細かいため、菌が隙間に入ってしまうとなかなか取れません。洗う時だけ残り湯を使用し、すすぎに水道水を使った場合でも、雑菌が残ってしまう可能性があります。節約のためには良いですが、ニオイのことを考えると避けたほうがよいでしょう。

素早く乾かす

干す場所にも気をつけましょう。室内に湿気がたまり、家具なども傷む原因にもなってしまいます。また、雑菌を増やさないために、素早く乾かすこともポイントです。

部屋にエアコンがある場合は、ドライ機能を活用することで、簡単に部屋干し中の湿気対策を行うことができます。
ただ、エアコンのドライ機能はあくまで空気中の水分を除去するためのものなので、洗濯物から直接水分を吸い上げることはできません。

そのため、エアコンのドライ機能を使うときは、扇風機やサーキュレーターで人工的に風を当てて、洗濯物の水分を空気中に飛ばす必要があります。

扇風機やサーキュレーターの角度は、なるべく洗濯物の下から上に向けて風が当たるように調節し、さらに首振り機能を使って幅広い範囲に送風するのがポイントです。

また布団がある寝室で干すのは絶対にやめましょう。

「よく乾く気がするので寝室に干している」という声を聞きますが、それは布団が湿気を吸っているから。そのまま続けていると布団がカビだらけになる恐れもあります。

除湿剤をセットする

空気がこもりやすい場所には、あらかじめ除湿剤をセットしておくと、多湿によるカビの発生を防ぐことができます。具体的には、クローゼットや押し入れの中、部屋の四隅などに設置すると、効率よく湿気を取り除けます。

まとめ

ハートクリーニングまとめまた冷房や除湿の効きがイマイチ良くないと思ったら、一度フィルターなどにホコリが溜まっていないか確認することをおすすめします。汚れが溜まっていた場合、清掃するだけでエアコンの稼働効率がぐんとあがります。ただし、エアコン内部の清掃は故障や事故のリスクがあるため、プロの業者に依頼した方が良いでしょう。

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