エアコンのフィンの簡単お掃除方法を紹介!用意するものや自分でやる際の注意点も解説

室内から取り入れた空気を、温度設定の通りに冷たくしたり暖かくする重要な役割をするエアコンの「フィン」。

実は、エアコンのフィルタ―と同じようにホコリやカビなどで汚れていることをご存じですか?

フィンを掃除しないとエアコンの効きが悪くなるほか、ホコリやカビを部屋中にまき散らしアレルギーの原因になる可能性があります。しかし、フィンは取り外しができないため、掃除方法がわからない人も多いです。

そこで今回は、エアコンのフィンを自分で簡単に掃除する方法から注意点まで詳しく解説します。

この記事を読むことで、フィンの掃除方法や掃除に必要な道具、注意点を知ることができ、自分で簡単にフィンの掃除ができるようになります。

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エアコンの「フィン」とは?

エアコンフィン本体

エアコンのカバーを開けると先ずはフィルタ―があり、フィルターを外すと金属でできた網が露出します。
この
金属部分が「フィン」です。

フィンとは熱交換器とも呼ばれており、エアコン内に取り込んだ空気を冷やしたり暖めたりする重要な役割がある部分です。どのようにして空気の温度を変えるかというと、フィンが温度設定に合わせて冷たくなったり暖かくなったりして空気の温度を変えます。

例えば、冷房の温度を25度で設定した場合、フィンは冷たくなりエアコンが取り込んだ空気を25度に冷やします。

フィンの役割からもわかるように、フィンが無ければエアコンの冷暖房は成り立ちません。エアコンの稼働になくてはならない「フィン」ですが、フィルターと同様にホコリやカビなどが付着するため、定期的な掃除が必要です。

エアコン内に空気を取り入れると、先ずはフィルターで空気中のホコリや花粉などのゴミをキャッチします。しかし、フィルターで取り切れなかったゴミはフィルターのすぐ後ろにあるフィンに付着するためフィンが汚れるわけです。

エアコンのフィンにはホコリやカビがたくさん⁉

エアコンのフィンにはホコリやカビが沢山生えている

続いてフィンにカビが繁殖する理由は、カビが生まれる環境が整っているからです。

・気温28度前後
・湿度60%以上
・カビの栄養分となるホコリなどの汚れが多い場所

冷房機能を使ったときのフィンは、空気を冷やすために冷たくなっています。冷たくなったフィンはエアコンを止めると夏の暖かい外気が交じり結露が発生するため、フィンは湿度が高い場所となります。

そのうえ、夏場にエアコンの電源を切るとエアコン内部の温度は28度前後となるため、ホコリが付着したフィンはカビが生まれる環境が整った状態となるのです。フィンにカビを発生させないためには、定期的な掃除が必要です。

エアコンのフィンを自分で掃除する方法

エアコンの効きが悪くなる
・必要以上に電力を使うため電気代が高くなる
・かび臭い匂いがする
・故障の原因となる

フィンにホコリが詰まると空気の吸いが悪くなるため、室内を設定温度にするまでに時間がかかりエアコンの効きが悪いと感じます。また、設定温度になるまで常にエアコンがフルパワーで稼働するため、必要以上に電力を使い電気代が高くなります。

しかし、フィンを掃除することでデメリットを回避できますので、これから解説するエアコンのフィンを自分で掃除する方法を知って綺麗にしてみましょう。

 

用意するもの

自分でエアコンのフィンを掃除するときに必要な道具は、以下の通りです。

・マスク
・ゴム手袋
・掃除機
・使い古した歯ブラシ
・綿棒
・つまようじ
・エアコンクリーナー
・ぞうきん

マスクは、ホコリやカビを体内に吸い込まないために使用します。歯ブラシは、新品の状態だとブラシ部分が固くてホコリを取るときにフィンを傷つけてしまう恐れがあるので、柔らかくなった使い古しの歯ブラシを用意しましょう。

掃除機はフィンに付着しているホコリを吸い取るために使用するので、あればハンドクリーナーが使いやすいです。エアコンクリーナーは、液だれしないタイプなら部屋を汚すことなく使用できるのでおすすめです。

掃除の手順とやり方

エアコンのフィンを掃除するために必要な道具を揃えることができたら、次に説明する掃除の手順に沿って掃除をしていきます。

手順①エアコンのコンセントを外す

エアコンクリーナーを使用して掃除するため、少しでも電流が通っていると感電の危険性があるので、必ず掃除前にコンセントは外してください。

手順②エアコン前面のカバーを開けてとフィルタ―を外す

エアコン前面のカバーを開けるとフィルタ―があるので外し、フィンを露出させます。このとき、フィルタ―にホコリが付着している場合は、外す前に掃除機で吸い取りましょう。

あらかじめ掃除機でホコリを吸っておけば、外した衝撃でホコリが部屋に舞うのを防ぐことができます。また、フィルターが汚れている場合はフィルターの掃除もしておきましょう。

手順③ルーバーを掃除する

ルーバーとは、エアコン内部から吹き出す風の通り道で、風向きを変えたりする役割があります。フィルターやフィンが汚れているとルーバーにも汚れが付着するので、掃除の必要があります。

ルーバーは取り外しができる機種なら取り外して掃除をしましょう。取り外しができない場合は、ルーバーが折れたりしないように優しく汚れを拭き取って綺麗にしてください。

手順④掃除機と使い古しの歯ブラシでフィンに付着しているホコリを取る

続いて、フィンに付着しているホコリを掃除機で吸い取っていきます。掃除機の吸い込み口がブラシ状になっていると、フィンに付着しているホコリが取りやすいです。

掃除機で吸い取れないホコリは、使い古しの歯ブラシや綿棒、爪楊枝を使用して取りましょう。フィンは衝撃に弱い部品なので、ホコリを取り除くときは優しく取り扱うことを心掛けでください。

手順⑤エアコンクリーナをフィンに吹きかける

フィンに付着しているホコリを取り除くことができたら、エアコンクリーナーをフィンにまんべんなく吹きかけていきます。

吹きかけるときは、フィンの目に沿ってエアコンから5㎝ほど離れた距離から吹きかけます。吹きかけた後は、10分~15分放置して汚れが落ちるのを待ちます。

手順⑥フィルターを取り付けて送風運転をする

15分ほどしたら、フィルタ―を取り付けコンセントを差し込み送風運転をします。10分ほど送風運転をすることで、エアコン内部を乾かすことができます。

エアコン内部が乾燥したらフィンの掃除は終了です。

自分で掃除をする際の注意点

フィンを自分で掃除する際には、いくつか注意点があります。注意点を知らずに掃除してしまうと故障の原因となる可能性があるので、必ず下記の注意点を守ってフィンの掃除を行ってください。

注意点①

フィンに付着しているホコリを掃除機や綿棒などで取り除くときは、フィンの目に沿って優しく取り除いていきます。フィンは衝撃に弱くちょっとした力が加わっただけで破損や曲がってしまうことがあるので、取り扱いには注意が必要です。

注意点②

フィンにエアコンクリーナーを吹きかけるときに露出している電装部がある場合は、ビニールで電装部をカバーしてください。電装部にエアコンクリーナーが付着すると故障の原因になります。

注意点③

エアコンクリーナーは、吹きかけたあとフィンに付着している汚れを落としながら液体となって、エアコン内部に設置されているドレンパンという受け皿に流れていきます。ドレンパンに流れた液体は、ドレンホースをつたって外へと排出されるます。

汚れた液体をドレンホースまで流れるようにするためには、エアコンクリーナーを1本使い切ることが必要です。

エアコンクリーナーの使用量が足りず、汚れた液体がドレンパンやドレンホースで溜まってしまうと水漏れの原因となるので、必ず1本使い切ることを守りましょう。

注意点④

エアコン内部が濡れたまま冷房や暖房運転を行うと、再びカビの発生や故障の原因になるので、必ず送風運転を行ってエアコン内部を乾燥させてから通常運転をするようにしてください。

掃除頻度

エアコンのフィンを掃除する頻度はエアコンの使用状況によっても異なりますが、冷房と暖房を使用する前の年2回行うのが好ましいです。

フィンを掃除すると、下記のメリットが得られます。

・エアコンの効きが改善する
・カビ臭さなど異臭がなくなる
・消費電力が抑えられる
・エアコンの寿命が延びる
・カビやホコリを部屋に巻き散らかすことがなくなる

フィンにカビやホコリが付着したままエアコンを使用すると、エアコンから吹き出す風とともにカビなども放出されます。カビやホコリにはアレルゲン物質が含まれているため、アレルギー症状を引き起こす可能性があるので、フィンは定期的に掃除して清潔にしておきましょう。

まとめ

ハートクリーニングまとめ

エアコンのフィンは、エアコンクリーナーを使用して自分で掃除することが可能です。しかしエアコンクリーナーは、フィンの表面しか掃除することができません

アコン内部まで掃除するには専門知識が必要となるため、業者に依頼するのがおすすめです。ハートクリーニングでは、出張費や防カビ抗菌コートが無料なうえに格安でエアコンクリーニングを行っています。

自分でフィンの掃除をするのが不安な人や、エアコン内部まで綺麗にしたい人はぜひハートクリーニングにご相談ください。

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