日々使っているエアコンに、実はダニが繁殖しているかも知れない事をご存知でしょうか?
特に夏は冷房を、冬には暖房でエアコンを使用する機会が多いかと思いますが、稼働するとくしゃみや目のかゆみなどの症状が出て困っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
これらの症状はエアコンに発生したダニによるアレルギー症状かもしれません。
ご自宅のエアコンの掃除は行き届いていますか?
ホコリがたまったエアコンの場合は、ダニの死骸やフン、カビなどのアレルゲンが吹き出している可能性があります。
エアコンはダニが発生しやすいため定期的なメンテナンスが必要です。
そこで今回は、ダニの繁殖を防ぐ対策方法をご紹介します。
なぜダニはエアコンの中で繁殖するの?
エアコンを付けると、目のかゆみやくしゃみなどさまざまな症状が出ることがあると思います。これは、エアコンに発生する『ダニ』が原因です。
そこでここでは、ダニがエアコンで発生するワケをご紹介します。
エアコンでダニが繁殖してしまう理由は、下記のようなダニが好む環境が揃ってしまっているためです。
【ダニが好む環境】
- 暗所
- 湿度が60~80%くらいの高い場所
- 温度が20~30度
- ホコリなどのエサが豊富
エアコンの中は常に暗く湿度が高い状態のため、ダニが生活しやすい環境です。
エアコンがカビ臭いと感じたことはありませんか?カビもダニと同じく湿度が高い場所を好むため、カビが発生しているときは高確率でダニも発生しているサインです。
また、エアコンは常に温度を20~30度に保っています。ダニは高温の場所では生活することができないため、このように温度が一定の場所も生活しやすいといえます。
さらにエアコンの中は日に日にホコリが溜まっていき、ホコリなどの汚れをエサとして生活しているダニにとってはかなり好都合です。
このような条件が揃うことによって、エアコンでダニが繁殖してしまいます。
ダニの大きさは0.3~1mm以下、死骸やフンはさらに小さく見えません。「見えないダニもやっつける!」という心構えで掃除をしてくださいね!
ダニが繁殖したエアコンを使用した場合の人体への被害は?
ダニがエアコンの中で繁殖すると、さまざまな被害をもたらしてしまいます。
主に人的な健康被害が大きいです。
【ダニがもたらす健康被害】
- くしゃみ
- 鼻水
- 咳
- かゆみ
- 充血
ダニの死骸やフンは体内に吸い込んだりついてしまうと、上記のようなアレルギー症状を発症することがあります。
久しぶりにエアコンを使う場合に、掃除をせずに稼働させるとエアコンの風に乗って繁殖したダニが部屋中に巻き散ることになるので注意しましょう。
特に喘息を持っている小さな子供は、ほとんどの確率でダニアレルギー症状が出るといわれています。重症化させないためにも、使う前に掃除をしっかりするようにしましょう。
エアコンの中でダニが繁殖してしまったら
ダニアレルギーは重症化する恐れもあるため、しっかり対策する必要があります。エアコンが汚いと部屋の空気も汚れる原因となります。
ここでは、ダニがエアコンで繁殖したときの自分でできる対処法をご紹介します。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのホコリが溜まりやすいのが『フィルター』です。ホコリはダニのエサとなってしまうので念入りに掃除しましょう。
ここではエアコンフィルターの掃除方法をご紹介します。
- 掃除機
- ブラシ
- いらないタオル
- マスク
【掃除方法】※ホコリを吸い込んでしまわないように、マスクを着用して掃除がおすすめです。
- エアコンのコンセントを外し、フタを開けてフィルターを取り外す。(取扱説明書を確認して取り外す)
- フィルターの表面を上に向け、掃除機でホコリを吸い取る。
- フィルターを裏面に向けて、水で流しながらブラシでこすり洗いをする。
- 汚れが完全に落ち切ったらタオルで脱水し、陰干しする。※フィルターを直射日光に当てると傷む原因になるので必ず陰干しをする。
- 完全に乾いたらエアコンに設置する。※ホコリを吸い込んでしまわないように、マスクを着用して掃除がおすすめです。※生乾きの状態でエアコンに設置すると故障の原因になります。必ず完全に乾いたのを確認してから、元に戻すようにしましょう。
冷却フィン・吹き出し口を掃除する
フィルターの掃除はきちんとしてても、『冷却フィン』や『吹き出し口』は見落としがちな場所です。ここも汚れやダニが溜まっていることが多いので、しっかり掃除しておきましょう。
- 掃除機
- タオル
- マスク
- 除菌シート
【掃除方法】※ホコリを吸い込んでしまわないように、マスクを着用して掃除がおすすめです。
- エアコンのコンセントを外し、フタを開けてフィルターを取り外す。(取扱説明書を確認して取り外す)
- 金属部分が出てきたら掃除機で表面のホコリを除去する。
- タオルを水でぬらして固く絞り、拭き掃除する。※タオルの水分が多すぎると故障の原因になるので水が出なくなるくらいしっかり目に絞る。
- 吹き出し口の汚れを除菌シートで拭き取る。
- フィルターを元に戻す。
業者に依頼して掃除
自分で掃除してもアレルギー症状が直らない、汚れがひどすぎて落ちないという場合はプロの手を借りてのダニ駆除を検討しましょう。
汚れはどんどん蓄積してしまうため、そのままにしておくと健康被害がなかなか改善されないうえにエアコンの効きも悪くなり、電気代が上がってしまうなどのデメリットもあります。
エアコンクリーニング業者なら自分では掃除しきれなかった場所や、落としきれなかった汚れも専用の洗剤や掃除道具を使ってしっかりきれいにしてくれます。
なかなか落ちない汚れにお困りの場合は、検討してみてはいかがでしょうか??
まとめ
今回は、エアコンで発生したダニの対処法をご紹介しました。
エアコンの中はダニが暮らしやすい条件が揃っているため、対策を行わないといつの間にか大量に繁殖している可能性があります。
エアコンを気持ちよく使い続けるために、掃除は欠かせませんし、ダニを駆除するという気持があれば、掃除の仕方も変わります。
快適な空気と健康のために定期的にエアコン掃除を行いましょう。
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業者にエアコンクリーニングを頼むなら、是非ハートクリーニングを♪