エアコンの内部クリーンとは?必要性や機能、効果、使い方をご紹介

エアコン内部を掃除してカビや臭いを抑制する「内部クリーン」。

内部クリーン機能付きのエアコンを使用している人の中には、いつ使えばいいの?そもそも、どんな効果があるの?など、機能性について詳しく理解していない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、エアコンの内部クリーンについて機能性や効果、気になる電気代や使い方などを詳しく解説します。

内部クリーンのデメリットや使用する時の注意点もあるので、正しく使用するためにぜひ最後までご覧ください。

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エアコンの内部クリーンとは?

エアコン内部クリーン

エアコンの内部クリーンとは、エアコン内部に発生した湿気や結露を乾燥させてカビや雑菌、嫌な臭いを抑制する機能のことです。

エアコン内部を湿ったまま放置すると、ホコリや汚れと融合してカビや雑菌を繁殖させる原因になります。これらをあらかじめ防ぐために、内部クリーン機能が備わっているのです。

エアコンの内部クリーン機能の仕組み

エアコンの内部クリーン機能は、冷房や除湿(ドライ)運転をおこなって停止した後に、送風や暖房で自動的に内部を乾燥させます。

内部クリーンをお掃除機能と勘違いしている人が多いですが、内部クリーンはお掃除ではなく、湿気を乾燥させてカビや雑菌の繁殖を防ぐ機能です。ですので、既に内部で発生しているカビや雑菌、嫌な臭いの対策として内部クリーン機能を使っても効果はありません

メーカーによって内部クリーン機能が働く時間は異なりますが、おおよそ60~140分ほど運転して内部を乾燥させます。

内部クリーン機能を使うことでカビや雑菌の繁殖が防げるので、冷房や除湿運転を行った後に作動させれば、いつでも快適にエアコンを使用できます。

エアコンの内部クリーン機能の種類

エアコンの内部クリーン機能の種類には、「手動」と「自動」の2種類があります。

  • 手動:リモコンに「内部クリーン」ボタンがあり、エアコン停止中に押すことで作動する仕組みです。または、設定すれば冷房や除湿運転の後に自動で作動する機種もあります。
  • 自動:冷房や除湿運転の停止後に、自動で内部クリーン機能が働くので面倒がありません。メーカーや機種によっては、毎回ではない場合もあります。

手動と自動の両方に共通していることは、内部の乾燥が完了すると自動で停止する点です。

内部クリーンは60~140分も連続運転をするので、途中で中断したくなる場合もありますよね?そのときは、リモコンの「停止」ボタンを押せば止まります。

エアコンの内部クリーン機能の効果

エアコンの内部クリーン機能の効果は、カビや雑菌の繁殖を抑制することです。

内部クリーン機能が作動しないと冷房や除湿運転後は内部が湿ったままの状態となり、放置しておけばカビや雑菌がどんどん繁殖して嫌な臭いまで発生させます。

カビや雑菌が繁殖したままエアコンを使用すると、吹き出された風とともにカビや雑菌の粒子が部屋中に充満して、その汚れた空気を吸い込むことでアレルギー症状を引き起こす場合があります。

特に、免疫力の弱い小さな子供やお年寄りは注意が必要です。カビを吸い込むことで起こりうる健康被害にはアレルギー症状の他に、「夏型過敏性肺炎」や「化学物質過敏症」なども報告されています。

最悪の場合、ガン疾患にも繋がることがあるため、エアコンのカビや雑菌は排除しなければなりません。

エアコンにカビや雑菌が繁殖する一番の原因は「湿気」です。湿気に加え、カビの栄養分となるホコリや汚れも原因。カビを発生させないためには、冷房や除湿運転をおこなった後は内部クリーン機能でカラッと乾燥させるのが効果的です。

エアコンの内部クリーン機能を使うことでカビが抑制でき、綺麗な風が部屋に送り出されるので、快適に過ごせます。

エアコンの内部クリーン機能の電気料金

エアコンの内部クリーン機能の作動時間は60~140分と長いため、電気代が気になる人もいるでしょう。

1回の作動でかかる電気料金はメーカーや機種によって異なりますが、1.5円~4円が相場です。内部クリーン機能は、送風だけで乾燥させる場合と、送風後に10分程度仕上げとして微弱暖房を使用するなど、いろいろなパターンがあります。(パターンは機種によって異なる)

電気代に関して言えば、送風のみの内部クリーンの方が1回あたり1円以下で済むので、電気代の節約に繋がります。

また、カビがフィルタ―に繁殖するとエアコンの効きが悪くなり余計な電力を使うため、電気代がグッと上がるといった負の連鎖が起こり得るのです。

このような事態を招く前に、内部クリーン機能でカビや雑菌の繁殖を抑えておきましょう。

エアコンの内部クリーンを使用するデメリット

エアコン内部 デメリット

エアコンの内部クリーン機能はカビや雑菌の繁殖を抑える効果があるため、デメリットがないように思われますが、実は重大なデメリットがあります。主なデメリットは下記の2点。

  • 暖かい風が出続けるため部屋の温度が上昇する
  • 嫌な臭いが発生する場合がある

内部クリーン機能は送風や暖房で乾燥させるため、吹き出し口からは暖かい風が出て、部屋の温度が上昇するのです。真夏の内部クリーン作動時は暑くて部屋に居られないほど、温度が上がる点がデメリットです。

嫌な臭いが発生する原因は、すでに内部で発生しているカビやホコリなどの汚れです。暖かい風のため、臭いを感じやすくなります。臭いを無くすには、内部に発生したカビや汚れを除去するしか方法はありません。

エアコンの内部クリーン機能の使い方

エアコン内部クリーン つかいかた

エアコンの内部クリーン機能の使い方は、機種によって異なりますが冷房や除湿運転の停止後に自動でおこなうため、特に何もする必要はありません(機種によっては設定が必要)手動の場合は、リモコンにある「内部クリーン」ボタンを押せば作動します。

内部クリーン機能を使うタイミングですが、内部に湿気や結露が発生する「冷房や除湿運転後」です。自動設定されている場合は、冷房や除湿運転停止後に毎回内部クリーン機能が作動します。

内部クリーン機能は、「カビや雑菌の繁殖を抑制」するのが目的のため、冷房や除湿運転後は毎回作動させた方が清潔な内部が保たれます。

また、長期間エアコンを使わない時期でも、1~2ヶ月に1回は内部クリーン機能を作動させて内部をキレイにしておくとカビや雑菌の繁殖が抑えられるのでおすすめです。

内部クリーン機能は、メーカーや機種によって使い方が異なるので説明書で確認しておきましょう。

エアコンの内部クリーン機能を使う際の注意点

エアコン送風機能に関する注意点 ビックリマークの木の置物

エアコンの内部クリーン機能を使う際の主な注意点は、以下の通りです。

  • 内部クリーン運転は60~140分続ける必要があるため、その間は別の機能が使えない
  • 途中で止めると完全に乾燥できないため、効果が得られない
  • 送風や暖房を使って内部を乾燥させるため、部屋の温度が2~3℃上昇する

内部クリーン機能は冷房や除湿運転後に作動するため、季節的には蒸し暑い梅雨時期や夏です。上記の注意点を踏まえると、部屋に居ないときに内部クリーン機能を使うのが望ましいです。

また、エアコン内部が汚れている状態で内部クリーン機能を使うと、ホコリやカビの臭いが排出され、部屋が臭くなります。すでにカビや汚れが発生している場合は、内部クリーン機能では改善されないので、内部の掃除が必要です。

エアコンの定期的なクリーニングも大切

エアコン定期的なクリーニング

エアコンの内部クリーン機能はカビや雑菌を抑制する効果があるため、内部を清潔に保ってくれます。しかし、完全にカビや雑菌を抑え込むことはできませんまた、エアコン内部に付着したホコリや汚れには全く効果を発揮しませんので、定期的なエアコンクリーニングは必要です。

ホコリやカビが付着しやすいフィルタ―は外して洗うことができるので、自分でもクリーニングが可能な部分です。定期的にフィルタ―掃除をするだけでも、嫌な臭いを発生させない効果があります。

エアコンを自分で掃除したい!簡単ステップとプロに任せたほうが良い場合まで解説!」では、自分で簡単にエアコン掃除をする方法が詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてください。

また、エアコン内部には自分では掃除できない部分もあるため、嫌な臭いが治まらない場合は、業者のクリーニングがおすすめです。

エアコンのクリーニングはハートクリーニング

ピカリス君ロゴ

ハートクリーニングでは、エアコンのクリーニングも承っています。

エアコン内部のクリーニングは自分でもできる範囲がありますが、内部の奥の方まで掃除をおこなうには分解が必要。エアコン内部には精密機械が内蔵されているので、知識のない人が分解までして内部掃除をすると故障の原因に繋がるので、注意が必要です。

ハートクリーニングのエアコンクリーニングでは、熟練のプロが内部の奥の奥まで徹底的に掃除を行います知識が豊富なスタッフのため、分解作業も安心。奥の奥までキレイに掃除するので、カビやホコリ汚れはもちろん、嫌な臭いまで解消します。

その他にも、エアコンクリーニングで内部がキレイになることで、冷房の効きがよくなるなどのメリットもあります。

ハートクリーニングのエアコンクリーニングはキレイになるだけでなく、防カビや抗菌コートまでおこなうため、キレイが長持ち。しかも無料です。

その他にもお得なキャンペーンを開催しているので、エアコンの嫌な臭いが消えないなどお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。料金やキャンペーンは下記のページで確認いただけます。

ハートクリーニングの「エアコンクリーニング感謝キャンペーン

まとめ

ハートクリーニングまとめ

カビや雑菌の繁殖を抑制する効果があるエアコンの「内部クリーン」機能。1回作動すると60~140分は停止できないなどいくつかの注意点はありますが、内部クリーンを使うとカビが抑制できるため、健康被害にもあいにくいといったメリットもあります。

電気代は1回の作動につき1.5円~4円で、30日間作動させても45円~120円程度です。この料金でカビや雑菌が抑制できてエアコンを清潔に使えるので、ぜひ活用しましょう。

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