◎クーラーをつけたら…
” 久々にクーラーをつけたらなんだか酸っぱいにおいが…!” なんてことありますよね。心当たりのある方、クーラーの掃除は怠っていませんか?蓄積したホコリ、汚れ、発生したまま放置しているカビ、タバコのヤニなどの強い生活臭などが、臭いの元凶となってしまっているんです。ではどのように対処すればいいのでしょうか。応急処置から根源の解消法まで詳しく見てみましょう!簡単な予防策もお伝えいたします!!
1.クーラーの臭いの原因
臭いの要因は大きく分けて二つあります。カビと生活臭です。クーラーは温度調節の際、室内の空気を吸い、内部で温度を変換してから再び室内に戻しています。空気中にはホコリや汚れが紛れています!冷暖房使用時は、これらも一緒に吸ってしまうので、クーラー内部はどんどん汚染されていき、吐き出す空気の臭いに関係してきます。
1-1 カビ、本体内部の汚れ
クーラーの悪臭は、大抵カビ臭さが原因の場合が多いです。クーラーの内部は、カビの発生と繁殖に最適な環境です。カビは、吸い込まれたホコリとこびりついている汚れ、機動時に発生する結露の水分が結合することにより発生してしまいます。さらに適温が保たれているのでカビは繁殖しやすいのです。これを放置すると、吐き出す空気と一緒にカビ臭が部屋中に蔓延されます…!カビの臭いを吸い続けると、健康を害す可能性もあるので非常に危険ですね。
1-2 生活臭
もう一つの原因としてあげられるのは、生活臭です。焼肉や焼き魚などの匂いの強い料理や汗の匂い、タバコ、さらにはペットの臭いにも注意が必要です。また、料理油やタバコのヤニは、クーラー内部の機器に付着し汚れの原因となります。
2 応急措置と解決策
さて、ではクーラー臭に異常を感じた時どう対処すればいいのか。応急措置三つと、根本的な解決策を紹介します。応急措置の効果は一時的なものなので、その場をしのいだら、臭いの元凶をしっかり対処してあげると臭いに悩まされなくなりますよ。
2-1 10分の換気をする
応急措置一つめは、クーラーをつけたまま10分間窓を開けることです。電気代がもったいない気もしますが、閉め切っているとカビの胞子が部屋中に充満してしまいます。健康面にしても気分的にも問題ありなので、吐き出された空気を部屋に留めないようクーラーを運転させながら換気させることが大事です。換気は応急措置というより、マスト事項と言えるでしょう。
2-2 冷房16度にして一時間換気する
応急措置二つ目は、16度(最低温度)に設定して窓を開け、一時間冷房をつけることです。急激に冷やすことで、多くの結露がクーラー内部に生じます。この結露水が臭いの元凶であるカビや雑菌を室外に洗い流してくれるのです。しかし、全て綺麗にしてくれるわけではなく、一週間も経つとまた臭いがしてきます。あくまでも一時的な対処法であることを意識しておいてください。窓を開けることは忘れずに!
2-3 暖房30度にして一時間換気する
応急措置三つ目は、30度(最高温度)に設定して窓を開け、一時間暖房をつけることです。冬の対処法もあってよかったです(笑)クーラー内部を高温に保ち乾燥させることで、カビを死滅させます。その死骸を窓から室外に出し、臭いの元凶を退治する方法です。ただし全ての死骸を放出させることは難しく、効果としては一時的に臭いがましになる程度です。注意点としては、こちらも窓を確実に開けることです!
2-4 気を付けるべき対処方
他にも、①ファブリーズを吹きかける、②クーラー用のカビ防止スプレーを使うというのを聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。①は、消臭する対象は布製品であり、クーラー用のものではありませんよね。飛沫が原因で故障する可能性があるのでやめましょう。②は、発生したカビを消すことはできませんが、一時的に消臭させることができます。しかし、使用する際は非常に注意が必要です。場合によっては故障の原因になったり、火災を招いてしまう危険性もあるので気を付けましょう。
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2-5 掃除する
根本的に臭い問題を解決するには、クーラーを掃除することです。カビが排除され、ホコリや汚れも取れ、綺麗な空気がクーラーから放出されます。これは悪臭改善の効果だけでなく、健康的にも良いことですよね。更にクーラーが全快に動ける状態は、コストパフォーマンスが上がり電気代の節約にもなります。フィルターの掃除は自分でも簡単にできるので、実践してみてください。放置しすぎてしまい汚れがひどい場合や、内部まで綺麗にしたい場合は業者に頼むといいでしょう。
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(掃除方法も載っています)
3 クーラーの臭いを防ぐ!簡単予防策4選
臭い問題は事前に防ぐことができます!せっかく解決したのに、今後またクーラーをつけて臭いがしたら嫌ですよね。簡単な予防策を4つご紹介しますので、実践して再発を防ぎましょう!
3-1 除湿・冷房を利用した直後は1時間以上の送風運転を!
除湿・冷房を使ったら、”送風”または”暖房”を一時間以上行いましょう。除湿・冷房はクーラー内部に結露を生んでしまうので、内部をしっかり乾燥させることでカビの発生を防ぎます。送風使用時の電気料金は扇風機と変わらないので、暖房より送風がいいかもしれませんね。ちなみに最近のクーラーは”内部クリーン機能”で自動的に結露を排除してくれていることもあるので、ぜひご確認を!
3-2 クーラー不要の時期も送風運転で予防を!
春や秋の季節も、定期的に送風を行いましょう。クーラーを使っていなくても内部にはホコリがたまり、カビが繁殖しやすいです。月に二度ほど送風運転をして、カビ・雑菌を防ぎましょう。
3-3 こまめに換気する
日々こまめな換気を行いましょう。室内の空気がクーラーに吸い込まれるので、新鮮な空気を保つといいですね。特に臭いの強い生活臭が出そうな時には換気扇を回すのも効果的です。ホコリをためないために、部屋の掃除も日々行いましょう!
3-4 定期的な掃除
月に二回ほど、簡単にクーラーを掃除してあげましょう。ホコリをためないことが一番の予防策です。面倒な方はプロに頼んでもいいでしょう。業者にもよりますが、一回1万程度で頼めます。どうしても素人の技術では掃除するのが難しい箇所もあります。こまめに自分で頑張ってる方も、年に一回の頻度でしっかり内部を綺麗にしてもらうといいと思います。
4.まとめ
クーラーの酸っぱいにおいの原因は、カビと生活臭でしたね。もし悪臭が発生してしまった場合には以下の三つの対処法、①10分の換気をする、②冷房16度にして一時間換気する、③暖房30度にして一時間換気する、で対応しましょう。臭いの根源をしっかり解決するためには、クーラーの掃除を行いましょう。自分で簡単にお掃除もできますし、プロの業者に頼むこともできます。プロに掃除のコツをきいてみて、以降自分でお掃除するのも良いですね。ただし自分で掃除する際は、無理すると故障の原因になってしまうこともあるので十分気を付けましょう。また、日頃から掃除や換気をしていれば悪臭の発生は防げるので、お部屋もクーラーもこまめにケアをしてあげて清潔な空気を吸えるように環境を整えていきましょう。
内部リンク ハートクリーニング